論文掲載とASONAM 2026採択のお知らせ

Social Network Analysis and Miningに論文が掲載されました

Springer社の国際学術誌 Social Network Analysis and Mining に掲載されました。

Hayama, T., Takano, M. Visual homophily as a potential mediating factor in online social network structure. Soc. Netw. Anal. Min. (2026). https://doi.org/10.1007/s13278-026-01611-6

「似た者同士はつながりやすい」という性質は、ホモフィリー(同類性)と呼ばれ、社会ネットワークの構造を理解するうえで基本的な原理とされています。これまでは主に、年齢や属性、意見などの似ている度合いが注目されてきました。本研究では、SNSに投稿される画像に着目しました。

具体的には、各ユーザーが投稿した画像から視覚的な好みを表すベクトルを作り、ユーザー間の好みの近さを計算しました。その類似度を既存のソーシャルネットワークのエッジの重みとして組み込み、「Visual Interest Network」を定義しています。

分析の結果、視覚的ホモフィリーによる構造上の効果はもともとのネットワーク構造に左右されること、また傾向スコアマッチングで観測された共変量を統制した後も、成熟したネットワークでは視覚的ホモフィリーと情報拡散の結果との間に有意な関連が残ることが分かりました。これらの結果は、視覚的ホモフィリーが既存の人間関係の中で媒介的な要因として働いている可能性を示しています。

画像中心のSNSが広がる中で、「見た目の好み」が人のつながりや情報の広がり方にどう関わるのかを考える手がかりになればと思います。

ASONAM 2026に論文が採択されました

また、国際会議 ASONAM 2026(The 17th International Conference on Advances in Social Networks Analysis and Mining)に採択されました。ASONAMはソーシャルネットワーク分析・マイニング分野の代表的な国際会議の一つです。今回は2026年8月24〜27日にモロッコのラバトで開催されました。

今後も、ソーシャルメディア上の人のつながりや行動を、データに基づいて読み解く研究を進めていきます。